Floating in Europe

ヨーロッパで言語学を学んでいる学生の日々です

1週目

こんにちは。大学が始まって1週間が経ちました。と同時に一昨日あたりから風邪をひいてしまいやらかしたなと思っています。思い返してみると、昨年も最初の授業が始まったあたりに風邪をひいていたので季節的にもひきやすい時期なんでしょうね。今日は大学が始まった感想と取っている授業についてお話ししたいと思います。

 

大学スタート

1週間が経ちましたが、何せ3ヶ月ほど夏休みだった上にすべてがオンラインでのスタートなので、始まったようなそうでないような中途半端な気持ちです。でもオンラインといってもライブ配信のように講義を受けられる授業もあるので、小グループ制じゃなくてもリアルタイムで話が聞けるのはとてもありがたいです。やはりレコーディングしてあるものを聴くのとリアルタイムで話しているのでは、全然感覚が違いリアルタイムの方が身が入りやすい印象です。ただ、ライデンにいた時と違い小グループ制での授業が各授業2週に1回ではなく、毎週あるので忙しくなった感覚はあります。1年がライデン大学のように前期後期で分かれているのではなく4ブロックに分かれているので、1ブロックあたりの授業数は3つと少ないのですがそれでも講義と小グループ授業の間に課題をやらなければならないことが多く忙しい日と忙しくない日がはっきり分かれているような気がします。そしてドイツ語の授業の課題が多くて苦しんでいます笑。授業のやり方も文法よりも、何かのテーマについてのディスカッションが多く楽しいのですがそれについての下調べも含め課題が多い!毎週1本映画を見なければならなかったりと、とにかく時間がかかるものが多い印象です。それでもライデン大学で1年いた経験というのはとてもアドバンテージだと感じています。もちろん学ぶ内容が少し被っていて楽というのもありますが、アカデミックライティングの基本のやり方だったり、自分のリーディングのやり方、ペースの作り方などなどわかっていることが多いので1年目と比べてとても楽な印象です。

 

1ブロック目の授業

さて私はこの1ブロック目(9月から10月末まで)3つの授業を取っています。1つ目はStudying Europeという基礎的な授業です。ここではアカデミックライティングだったり、ヨーロッパの基本的な特徴やアイデンティティの話などなどいろんな授業への入門というような位置付けの授業です。2つ目はLanguage and Societyという授業。実は私が通っているEuropean Languages and Culturesという学科は1年生の3ブロック目から自分のメジャーを決めることになるのですが、その選択肢が3つあります。1つ目は言語学系、2つ目は文化と文学系、そして3つ目が政治系です。(ちなみに私は言語学系を選択しようと思っています)その3つのメジャーを決めるにあたって1、2ブロックに各授業の入門の授業があり、Language and Societyは言語学系の授業の入門にあたります。この各授業をもとに学生がそれぞれやりたいメジャーを決めるというシステムになっています。(残りの2つの授業は2ブロック目にあります)このLanguage and Societyは私がライデン大学でやっていたSociolinguisticsにかなり内容が近く復習がてらかなり楽しんでいます。そして最後が選択言語であるドイツ語。私は中級いわゆるB1ーB2のレベルの授業です。私のドイツ語のレベルはかなりアンバランスで、文法やライティングはB1のあたりにあり、スピーキングやリスニングはC1の手前あたりなので内容によっては簡単だったり難しかったりしますが、3年間でアカデミックレベル(C1)まで伸ばすようなシステムになっているので、頑張って全ての分野でそこまで伸ばせたらいいなと思っています。

 

今週末は少しゆっくりできるようにほとんどの課題を終わらせていたのですが、風邪をひいていたため2日間だらだらしてしまいました。とりあえず課題が終わらせておいてよかったです。明日からまた忙しくなるので少しでも風邪が良くなることを祈りつつ自分のペースで頑張っていきたいと思います。最後に大学が始まる前の日曜日に気分転換も兼ねて自転車でScheveningenに行ってきたのでその写真を!ではまた。

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ちなみに暖かそうに見えますが長袖の上に薄いジャケットを着るほど寒かったです笑

 

ドイツ語のテスト

こんにちは。オランダでは雨が降る日が増えだんだん気温が下がってきました。もう2週間前に30度超えの日が続いていたなんて信じられないくらいです。今日はGroningen大学で今期ドイツ語のクラスを取るために試験をオンラインで受けたので、そのお話をしたいと思います。

 

ドイツ語のテスト

私はLeiden大学で半年ドイツ語の中級を取って勉強していました。

 

netherlands-university.hatenablog.jp

 大学をGroningenに変えてもドイツ語は続けたいと思っていたので、ドイツ語のクラスの希望を出し、今日テストを受けました。Groningenで私が通う学科は言語教育にも力を入れていて、ただ話せるようになるだけではなく、それを使ってどうするのか、そしてその言語を使ってその国のこと(ドイツ語ならドイツのこと)を勉強したりするみたいで、話を聞くと毎回テーマを決めてディスカションをしたり、エッセイを書いたりすることが増えるみたいです。Leidenでは中級クラスでも文法と会話の授業がメインで書くことやディスカションは多くはなかったので楽しみです。私がテストを受けなければならなかったのは、Groningen大学では選択言語のうちドイツ語とフランス語は初級の人を取らず、中級の人からしかその授業を取れないので、自分の実力が中級クラスに見合っているかどうか確かめなければならなかったからです。私は一応Leiden大学での講師から自分の実力についての書類を書いてもらって、自分でもドイツ語でMotivation Letterを書いたのですが、いわゆる公式のテストを受けていないので念のためテストを受けてくださいと言われました。今日の午前中にテストを受け午後4時くらいには無事結果も出て、合格していました。すごく緊張しいなタイプでもないのですが今日に限っては何故だかとても緊張しました。久しぶりのテストでさらに大学関連の大事なことだったからかもしれません。とりあえずドイツ語が引き続き取れて良かったです。取れなかったら第2希望のオランダ語の初級を取っていたと思うのですが、本当にやりたいのはドイツ語で他はどうしようもなかった時の選択肢でしかなかったので本当にほっとしました。これでようやく本が買えます笑。(なかなか決まらなかったため、本を買うのが遅れていて授業開始に間に合わなかったらどうしようと思っていました)

 

 

大学開始まで2週間をきったので、時間のあるうちに片付けておかなければならないことをコツコツとやっています。前学期の書類の整理だったり、自転車の掃除だったり。コロナが始まってから、自転車の登場頻度が下がってしまっていてもったいない限りなので、また乗りたいなと思いつつ。ではまた!

 

 

家探し パート2

こんにちは。先週はオランダにしては毎日暑く、3階かつ直射日光が入ってくる私の部屋はサウナ状態でした。先週末から今週にかけて気温が落ち着いてきてようやく部屋の中でもいろいろできるようになってきました。先週の前半は部屋にいるだけで暑さのせいでバテてしまい非生産的な数日を過ごしてしまいました。今日は大学移動に伴うあれこれをお話ししたいと思います。

 

Groningenでの家探し

さて、今1番私が決めなくてはならないのは新居。今のシェアハウス は大家さんに甘えて7月から1月ずつ契約を伸ばしているのですが、流石にもうそれはできないので、9月いっぱいまでは借りて10月からは明け渡せるようにしたいなと思っています。ただGroningen大学でもとりあえずはオンラインでの授業やテストであること、そして今住んでいるシェアハウス の居心地がとても良いので家探しのモチベーションがいまいち上がっておりません笑。本当に今のシェアハウス のメンバーが良く、とても離れがたいです。さらに難航している1番の理由が家探しをするタイミングが遅すぎるということです。思えば去年はもうこの時期に入居していたので遅いのは明らかです。ただ、Groningenからの正式な合格通知が届いたのは8月の頭だったため、その前はなかなか積極的に行動できず本格的な家探しが遅くなってしまいました。いくらコロナ渦で新入生が減っているとはいえ、家を見つけるのはなかなか大変です。内見させてもらうまでたどり着くのが本当に大変でその前に断られてしまうケースがほとんどで、気持ち的にも疲れる作業です。いろんな人と話していて感じますが、オランダでの家探しは他の国と比べても大変です。今も何件か返事を待っているので、そのうち1軒でも内見できたらいいなと思っています。でも引っ越すメリットは今住んでいるDen Haagは大都市で政治の中枢ですがGroningenは大学中心の街なので家賃が今よりかは抑えられそうです。

 

 

ワクワク感 

Leiden大学の退学手続きが全て終わり、Groningen大学からも少しずつ9月から始まるコースの詳細や本のリストをもらい始めました。もちろん取るコースや勉強内容を知った上で編入を決めていますが、シラバスや本などを見て実際に勉強することが見えてくるとかなりワクワクしてきます。去年は1年目だったのもあり、ワクワクというよりは不安の方が大きかったですし、本が届いたときにはこれを読んでいくのかと思ったりもしました。でも1年目かどうかを抜きにしても勉強内容への楽しみは今年の方が大きい気がします。この自然と湧き上がった気持ちも含めて、やはり編入することは間違ってなかったのかなと思って嬉しいです。

 

 

 

先週から今週にかけて友達や連絡しなければならない人に編入の報告をしていたのですが、1年で思ったよりもオランダで連絡したいなと思う人が増えていたことが驚きでもあり嬉しくもありました。Leidenに1年いられたことは良かったと思っています。先日久しぶりにDen Haagの街中に出た時に写真を撮ってみました。1年前も同じ場所で写真を撮ったなと思いつつ笑。

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netherlands-university.hatenablog.jp

ちょうど今週がHOPweekみたいです。オンラインに置き換わっているものも多いみたいですが。しみじみと1年経ったことを感じています。ではまた!

 

 

Leiden→Groningen

こんにちは。今日は今年の頭から動き始めて皆さんにずっとお話ししたいと思っていたことがようやく正式に決まったので、1つの決断をシェアしたいと思います。9月から私は今通っているLeiden大学から同じくオランダのGroningen大学に通うこととなりました。編入というよりは、また1年目から始めるので入学しなおしといった所でしょうか。ただLeidenで1年間取った単位がまるまる無駄にならないようにGroningenで少しは認定してもらえるようにはこれから動くつもりです。でも基本的には1年生からということになります。今日はどうして私が移動したいと思い、行動に至ったのかをお話ししたいと思います。

 

LeidenとGroningenへの志願

私は2019年に日本の高校からLeidenに志願し合格しましたが実はこのタイミングでGroningenにも志願していました。私はGroningen大学が第1志望、Leiden大学が第2志望でした。これは提供している学科の違いでこの順番だったのですがこの違いについてはこの記事の後でもう少し詳しく説明したいと思います。ただ志願して早い段階でGroningenからは不合格通知が届きました。これには明確な理由があり、オランダは公式に日本の高校卒業レベルはオランダの高校卒業レベルと同レベルとは認めていないと発表しているからです。これに照らし合わせれば、日本の高校卒業しただけの私は入学の基準を満たしていませんでした。では同じオランダの大学のLeiden大学はなぜ私の入学を認めてくれたかといえば、私の高校の平均評定が良かったからでした。

自分の学力云々というよりも教育システムの違いのせいで不合格というのはどこにぶつけて良いのかわからない悔しさでしたし、IB(International Baccalaureate)という国際的に認められている修了証書をとれる高校に行くべきだったのかと思ったりもしました。日本でもIBを取れる高校はいくつかありますが北海道になかったこともあり、高校を決めるときにはわかっていなかったのでどうしようもないことではあるのですが。

結果Groningen大学から他の大学を経由すれば入れるかもしれないと言われたのもあり、Leiden大学にも合格したので1年Leiden大学に行ってみて1年後もまだGroningen大学に行きたいと思えばもう1度志願してみようと決めてLeiden大学に行くことを決めました。1年Leiden大学に行ったことに関して後悔は全くないです。元々全く行きたくなかった大学だったわけではないですし、海外の大学で1年経験できたことはプラスになりました。講義が面白い講座もたくさんありました。それと同時な将来どんなことを勉強していきたいのかということも見えてきました。ただやはり提供されている学部学科の違いから、Groningen大学に移動することを決めました。

 

学部の違い

私が今通っているのはLeiden大学のInternational Studiesです。そして移動するGroningen大学の学科European Languages and Cultures (English taught)です。大きな違いはInternational Studiesでは世界のエリアから選択授業としてヨーロッパを専攻していますが、European Languages and Culturesでは初めからフォーカスがヨーロッパであり、選択授業ではないということ、そしてInternational Studiesでは政治や経済についてが強いところ、European Languages and Culturesでは社会学系や文化学系、そして言語系が強いというところです。私は元からヨーロッパを選考したかったといのと、Leiden大学で1年勉強する中で言語学への興味が膨らんだため、Groningen大学への入学を決意しました。

 

 

 

そんなこんなで、今は手続きなどバタバタしているのと、家探しに翻弄しています。オランダも毎日暑くなかなか捗る状況ではないですが頑張っていこうと思います。ではまた!

 

1年!!

こんにちは。今日はブログを始めてちょうど1年ということで、オランダの大学生活とは少し離れてしまうのですが、良い区切りなので少しこのブログ自体を振り返ってみようとブログを書き始めました。どうぞお付き合いください!

 

まず、読んでくださっているみなさま、本当にありがとうございます。決して読みやすい文章でも内容でもない中、興味を持ってくださる方がいることがとても嬉しいです。元々人に勧められて書き始めたブログだったので、読者やアクセス数を気にしていたわけではないのですが、1年経ってみてこのように書き残していくのも、皆さんにシェアするのも良いなと思うようになりました。オランダに引っ越して、正直慣れない環境の中で悩んだことも多い中、母国語である日本語で自分のことを話せる場所があるのもよかったです。定期的に更新していたわけではないのですが、いつの間にか書いた記事は80を超えて、毎回読んでくださる読者さんがいることに自分でもびっくりです。

 

今私が思うこのブログのゴールは少しでも日本の高校生や大学生が、海外の大学に正規で通ってみるという選択肢を考えてみてくれることかなと思っています。海外進学を積極的に勧めているわけでも否定しているわけでもなく、ただ選択肢の1つに含めて欲しいかなと思っています。特に日本の高校に通っていると高校からは選択肢の1つとして海外進学は示されませんし、自分から言ってもウエルカムに受け取られるわけではないのかなと思っています。私が通っていた高校でも私がオランダに通うと先生方に言ったときに良い顔をされなかった方や何でオランダに行かなくてはならないの?と聞いてきた先生もいらっしゃいました。もちろん応援してくれた先生方もいらっしゃり、その応援に私はとても支えられました。また、金銭的に諦めてしまう人も多いですが、正規で通えば日本からだけではなく、進学先で奨学金が受け取れることもありますし、本当に1度少しでも考えてくれればと思います。考えた上で日本の大学に通ったり、就職するのは全然良いと思います。私もこのブログで積極的に海外進学を勧めたいわけではありませんし、私のブログがきっかけで少しでも海外進学を考えてくれる人がいれば!というのが今の私がブログを書いている大きな理由です。そして少しでも私の体験に興味を持ってくださる方がいるとさらに嬉しいです。

 

次のセメスターからもできるだけ定期的に更新していきたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いいたします!ではまた!