Floating in Europe

ヨーロッパで言語学を学んでいる学生の日々です

シェイクスピア

こんにちは。大学は3週目が終わり、1ブロック目がもう少しで折り返し地点です。最近オランダではコロナ感染者が増え、私が住んでいるデン・ハーグを含むエリアで新たに制限が少し増えました。とはいえ、ほとんど生活には影響しないレベルなのでこの制限とルールで感染者が減らせるのかは甚だ疑問ですが。(集まりでの最大参加人数の制限や、レストランの営業時間の短縮が主な内容でした)本格的な第2波と言われ始めてきました。今日は大学の課題が出たときに思ったことを皆さんとシェアしたいと思います。

 

言語の変化

私の学科では言語学や社会言語学についても学んでいます。そこで言葉の持つ意味が時代によって変わるときに、どのような変化のタイプがあるのか考察しなさいという課題が先日出て、久しぶりにかなり苦戦しました。変化のタイプというのは、例えば時代とともに、ある言葉の意味合いがネガティブになったり、逆にポジティブになったり、言葉の指す対象が広くなったり、逆に狭くなったりといった具合です。そこでシェイクスピアなどの文章が引用され、そこでの意味と現代の意味の変化を考察する課題でした。そこでルームメイトと話しながら思ったのですが、ヨーロッパ(特に西側)では高校の英語の授業でシェイクスピアなどの古典を読んだりということがよくあるらしく、その時代の文法や言葉の使い方など、多少なりとも勉強したことがある人が多いみたいです。(ルームメイト曰く苦手な人が多いみたいですが)私はシェイクスピアを英語で読んだことはもちろんないですし、その時代の英語の使われ方も知らなかったので、ルームメイトに教えてもらいつつその課題を提出しました。母国語ではない古典を勉強するのは大変だなとつくづく思いました。そもそも恥ずかしいのですが私は高校での日本の古典も漢文も苦手だった上に受験に使わなかったので、最低限しかやらずに来たのに、英語の古典とは?...という感じです。日本の古典もそうですが、時代が変わるだけでこんなに言葉も文法も違うとはすごいものですよね。言語は1日単位で変わっていくものですが、考察の課題をしながら、それが何百年も経つとこんなにも変わるのかとある意味感心しました。ただこの手の課題をする時は今回のように誰かに少し助けてほしいなと思います笑。

 

 

 

どんどん日の出の時間が遅くなっている上に、朝が寒くなってきて朝早く起きるのが辛くなってきました。これから暗い季節がやってくると思うと辛いですね。特にオランダは寒い上に風も強く冬は厳しい季節なので。日差しを浴びれるうちに浴びておかねば!という感じです。ではまた!