Floating in Europe

ヨーロッパで言語学を学んでいる学生の日々です

オンライン授業の長所短所

こんにちは。3ブロック目の授業の1週目が終わりました。新しい教科、教授、セミナーメイトと、とにかく新しいことだらけの1週間でしたが無事1通りすぎて少し落ち着きました。今回はリーディング量の多いブロックになりそうです。今日も1日中来週分のリーディングをしていました。ただ教授の当たりは良さそうです。今日は新たな授業についてと、オンライン授業を振り返ってみたいと思います。

 

 

The EU studiesと言語学

政治学の中でもEUに焦点を当てた授業と、言語学の中でも内的言語学(言葉、文法、音声など)の授業が始まりました。政治学の方では私はEU外から来ている学生なので、知識量の差をすでに少し感じていますが、政治学の理論や学説にもフォーカスしているので、とても面白いです。教授から基本的なニュースもそうですが、EUに特化したニュースも見てみるように言われ、教えてもらったニュースサイトを毎日見るようになりました。見ているサイトはEUobserveEURACTIVなどですが、EUは本当に生活のどの分野でも影響力がある組織に発展したのがよくわかります。政治学の授業ではセミナーメイトが多国籍なので議論が面白くなりそうだなという感じです。言語学の方は、私は本当は外的言語学(社会言語学認知言語学など)の方が興味があり、音声学などはどちらかというと苦手なのですが、私が中学高校の頃習っていた英語の先生が音声学の専門の方で、いろいろ話を聞いていたので、その話が今更ながら理解できたりして、面白いです。IPA(International Phonetic Alphabet)を見て、本当に世界にはいろんな音が言葉に使われているんだなとシンプルに驚いたりしています。なかなか発音できない音も多々ありますがそれがまた面白いです。

 

 

オンライン授業

先日ふとそろそろオンライン授業に切り替わって1年が経とうとしていることに気がついて、時の流れに驚きました笑。オンライン授業と一口に言ってもいろいろな種類がありますが、私のセミナーは全てレコーディングではなくみんなが同じ時間に集まる形なのでそれはとても感謝しています。これが一番対面に近い形で好きです。ただこれも難しさはたくさんあることは感じます。特に最初の授業での自己紹介はどうしても長くなりますね。対面でやると20人全員が話しても数分で終わるものがどうしても15分から20分はかかってしまいますし、どうしてもオンラインだと覚えられにくい、小グループになったときにまたもう一度自己紹介する羽目になります。議論の時は発言が被りづらいのが利点かなとも思うのですが(議論が白熱して話している最中に被せてくる人が対面授業ではよくいました)その分発言する人が対面の時よりも固定されたメンバーになりがちで、全ての人が参加しやすいようにするのは教授もなかなか大変みたいです。もう諦めて学校のように学生を一人ずつ当てていく教授もいますが、それは本当の大学の議論ではないのかなとも思ったり。1年前と比べてもちろん慣れた部分もありますし、悪いところだけではないですが、それでも欠点の方が多いような気もしています。とにかく様々な理由でロスタイムが多く、その分授業が伸びてしまうことが度々あるのがどうしても疲れてしまいます。こちらに1年前オンライン授業が始まった時の記事がありますので、よろしければ比べてみてください。

 

netherlands-university.hatenablog.jp

 

 

 

 

先日小さな子どもに道で手を合わせてお辞儀をしながらニーハオと言われ、あまりの文化のごちゃ混ぜに思わず笑ってしまいました。少なくとも3つの文化が混ざっている感じでしたが可愛らしかったので良いかなと思いつつ、いつかその文化の違いを知って欲しいなと思いました。教えてあげればよかったかなと思いつつ、それはできませんでした。ではまた!