Floating in Europe

ヨーロッパで言語学を学んでいる学生の日々です

グループプレゼン

こんにちは。私の住んでいるところでは2週間前の雪が嘘のように暖かい日々が続いていますが、皆さんはいかがですか?日差しが暖かくて、テラスに座りつつプレゼンの準備をしたりしていました。今日は次の木曜日に控えているプレゼンのお話をしてみたいと思います。

 

グループプレゼン

グループプレゼンが運悪く、次の木曜日に2つ重なってしまい、1つは政治学の授業の方で、もう1つは言語学の授業であります。政治学の方は課題のリーディングをもとに分析をするプレゼンなので、そこまで大変ではないのですが、言語学の方はテーマを自由に決めて、といった感じだったのでグループで意外と苦戦しています。今通っているGroningen大学の面白いところは、取っている講義がバラバラでもどこかで繋がっているように学科のコースが組み立ているとこです。学生それぞれに専攻している言語があり、(私はドイツ語を取っています)その国、その言葉に関連した研究を他の授業の言語学政治学の授業でも求められます。なので今回の言語学のプレゼンでも、学生が専攻している言語をもとに、スペイン語、英語、そしてドイツ語の接頭辞(英語のpre-, un-, in-など名詞などの前につくもの)の比較をプレゼンのテーマとして扱っています。このように自分の勉強している言語を一般のコースの視点から学べるのも面白いなと思っています。ただ、オンラインで全て行われるので、学生同士の打ち合わせなどなどが本当に大変でめんどくさいです。講義後に少し話していこう!ということができないのがことをめんどくさせていますね。グループワークに向いていないなと自己嫌悪に陥っています。

 

多文化での議論

先日このプレゼンの話を日本の友達に話したら、多文化での議論やプレゼンって大変そうと言われました。そういえば多文化だったなーと思うほど、自分が多文化の環境の中で大学に通っていることを普通に感じていました。グループワークでは半数くらいが外国人で、みんなの持っている前提は全く違うということを当たり前に感じていました。みんなの持っている前提が違うというのは日々感じていることで、先日もみんなでディスカッションのトピックを考えているときに「みんなはEUアイデンティティと自国のアイデンティティどちらが強いのか?」というテーマを学生の一人が出してきたときに思わず突っ込みました。やはり、ヨーロッパ系の学生が多いことで、当たり前にみんなの中でEUアイデンティティはどこかであるのかもしれませんが、ヨーロッパ系ではない学生もいるよ!と思い、いくら少数派だったとしてもそこは声を上げていかなければならないところで無視はしていけないと思いました。でもGroningen大学に通っていたらヨーロッパ系の学生は気が付きにくいポイントなのかなと思ったり。みんなの議論の前提が全く違うことが本当に興味深いです。そこの前提の部分を怠けずに議論前に全てはっきりさせておくことが多文化な環境での議論をスムーズに進めるコツなのかなと思っています。

 

 

明日は日曜日なのですが、プレゼンの準備があるのでミーティングがあります。ちょっと今週は全休の日がなくて辛いですが、プレゼンが終わったら少しはゆっくりしたいと思います。ではまた!