Floating in Europe

ヨーロッパで言語学を学んでいる学生の日々です

言語分析

こんにちは。私は先日家の暖房が半日切れてとても寒い思いをしましたが皆さんはいかがお過ごしですか?私は抱えていた3つのプレゼンテーションが全て終わり、少しゆっくりしています。今日はドイツ語でしたプレゼンと、最近苦労している言語分析のお話をしたいと思います。

 

多言語社会

ドイツ語で行ったプレゼンテーションのテーマが言語関連であればなんでも良かったので、自分の興味分野であった社会言語学系のテーマを選びました。ドイツが国家としてどこまでドイツ語を公用語として優先していいものなのか、他の言語とどのようにバランスを取るべきか。社会の中で言語に優劣やヒエラルキーがついてしまっている場合、どのように削減できるのか。多言語社会をどのように人々が認識して受け止められるのかなどなど。全ての言語は機能的には平等、でも国として公用語は優先したい、そして英語の価値はどんどん上がっていく、でも移民が話す言語は社会に対して悪影響として見られる。ドイツでは移民が話しているトルコ語やロシア語はドイツ社会への脅威だとみられていますが、なかなかこれらの問題を社会で話すこともないのでテーマにすることで少しでもこの問題について他の学生と話してみたかったというのもありました。でも15分のプレゼンにしては重たいテーマを選んでしまい、先週末はその準備に追われていました。内容を詰め込みすぎてしまい心配していたのですが、教授も面白いテーマだと言ってくれたのでちょっとほっとしました。まだ成績は出ていないのが不安ではあるのですが。

 

文法の分析

先週あたりから言語学で文法を分析したりするようになりましたが、少し苦手だなと思っています。個人的に英語の文法がそもそも分かっていないまま話していることが多いので、分析までたどり着かなかったりします。もっときちんと勉強しておけば良かったと後悔しています。今更自動詞と他動詞の違いを見直しているのが少し恥ずかしいです笑。高校時代、感覚だけで話せればいいやと思っていた時に先生に少しは勉強しろと言われたことを思い出しました。ちなみにこの分析は英語だけではなく色々な言語を扱います。なので、翻訳をつけた上で自分が見た事もないような言葉を分析したりします。たまに日本語も出てくるのですが、自分の知識がある分、先入観などもあり逆に分析するのが難しいです。突然助詞の違いを分析しようとしても、何が何だか分からないことが多々あります。意外と話せない言葉の方が予備知識なしに客観的に分析できるので楽です。

 

 

先日久しぶりに魚が食べたくてこんなものを買ってみました。

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魚はスモークされているものでしたが、それでも美味しかったです。魚が美味しいところで生まれ育ったのでたまに美味しい魚が食べたくなります。ではまた!