オランダの大学生活日記

高校卒業後、オランダに正規留学した私の日々です。今はGroningen大学でEuropean Languages and Culturesを勉強中

言語学の授業が恋しい

こんにちは。オランダでは今週から突然20℃を超えて暑くなってきました。とは言ってもオランダなので朝晩はかなり寒いですし、日がさしていないと20℃を超えていても半袖一枚だと心もとない感じで、毎朝何を着るべきか悩んでいます笑笑。今日は最近見つけた興味深いツイートについてお話ししたいと思います。

 

 

言語による選別

私は今ブロック、ドイツ語の構造言語学の授業は受けているのですが、社会言語学系の授業がなくて少し寂しく思っています。今期は必修で取らなければならない物が多く、自分の好きな授業があまりないのが苦しいです笑笑。

それでも社会言語学系の話題に関してはアンテナをはり続けるようにしていて、その中で見つけたツイートに貼ってあった写真がこちら。そもそもの記事は日本の入国制限緩和のニュースだったのですが、この羽田空港の写真は興味深いなと思ってしまいました。

f:id:hothotcat:20220512235853j:image

日本語ではおかえりなさいと書いてあるところ、英語ではWelcomeと書いてあります。私は中国語と韓国語が話せないのでこの分析には制限があるのですが、それでも同じ看板なのに、日本語と英語では全く意味が違うことがわかると思います。多分中国語と韓国語もようこそというニュアンスだと思うのですが合ってるでしょうか?軽く調べてみた限りではどちらもおかえりなさいよりもようこそという意味だと思うのですが。

日本語のおかえりなさいをそのままのニュアンスで翻訳するのは難しいので仕方がない部分もあるのでしょうが、それでも日本語を話す人は日本に帰ってくるが、英語(中国語と韓国語も)を話す人は日本にゲストとして来ているという印象は受けます。

さらに考えてみるとこの看板を作った人は、日本語を話せる外国人をどのようにカテゴライズしていたのかな?という疑問も考えてみることができると思います。もしそのような外国人は想定しておらず、日本人が日本語を話す=だからおかえりなさいと記したのであれば、日本語を話せる人を日本人だけに制限しているので排他的なイメージを持っていたことが考えられます。一つの国だから一つの民族が住んでいて一つの言葉を使っているという考え方がそのまま看板に現れており、日本語が日本人のためのものという考え方が透けて見えます。もし、日本語を話せる外国人が想定にあった場合はもう少しオープンな印象は受けますが、それでも旅行客として日本にきた外国人がおかえりなさいと読んで自分と結びつけられるのか?という疑問は残ります。そもそも全ての日本人が日本に帰ってきた時におかえりなさいと読んで自分と結びつけられるのかも疑問ですが。

ということでなんともいろんな議論ができそうな看板だなと思いました。私の日本人や外国人というカテゴライズの仕方も大雑把で取りこぼしていることが多いので、もう少しきちんと表現するべきなのでしょうが、今回は簡単にこのように表現してみました。皆さんはこれを読んでどう思われますか?

前ブロックの授業でLanguage and powerという授業を受けていたのですが、その際に日常で普通に話したり見たりしている表現が一体何を意味するのか?ということを分析しており、その時にこのようなことばかり考えていました笑笑。

 

メディア

最近の政治学の授業ではクラスで行う選挙のためのシミュレーションが進んでおり、私はその国のマスメディアという役を受け持っているので、毎週選挙のための記事を考えたり、昔ながらのメディアがどのようにソーシャルメディアを活用して、新たなメディア(ポッドキャストや動画ニュースなど)に対抗して読者を獲得できるのか?ということや、どのように自分の読者に興味を持ってもらえるように、ニュースを切り取るか?などという戦略的なことを考えたりしています。

シミュレーションについての記事はこちらに書きました。

 

netherlands-university.hatenablog.jp

 

私はマスメディアの中でもごく一般的な新聞という立ち位置を取っていて、紙媒体でも出版しているが、それよりもソーシャルメディア上に記事をアップロードすることで読者を獲得しようとしているという設定です。毎週選挙についての記事を書きつつも、戦略的にニュースを報じることや届けることを考えています。必ず公正で正しいニュースを届けなければならないというよりは、現実社会と同じようにメディアとしての興味や裏事情も鑑みてニュースを書いている感じです。このシミュレーションを通して現実での政治についてのコミュニケーションがどのようにされているのかを様々な角度から学ぶ授業です。このような形式は新しいのでとても興味深いなと思っています。

 

 

今日から10日間、私の住んでるGroningenではMeikermis(5月のお祭り)で街の真ん中の広場には様々なアトラクションが設置されてます。今日の大学の帰りに急いで取ってきたので写真のクオリティが低いのですが雰囲気だけでも味わっていただければ笑笑!ではまた!

f:id:hothotcat:20220513000456j:image

f:id:hothotcat:20220513000528j:image