Floating in Europe

ヨーロッパで言語学を学んでいる学生の日々です

選挙のシミュレーション

こんにちは。今週で講義期間も終わり、来週から本格的にテスト期間に入るのでバタバタしてきました。これさえ終われば私のGroningen大学での2年目の生活も終わりで、卒業まであと1年になります。時が流れる速さに怯えています。今日は今週最後の授業が行われた政治学のメディアとコミュニーケーションで行われた選挙のシミュレーションについてのお話したいと思います。

 

架空の国での選挙

今期で私は政治学の授業が終わるのですが、政治学の最後の授業がこのメディアとコミュニケーションという授業でした。取っている学生が4人しかいなかったので、とてもアットホームな雰囲気の授業でした。その中で普通のセオリーを学ぶ授業と並行で行われていたのが、架空の国での選挙の準備。4人しかいなかったので残念だったのですが、それぞれ候補者やメディアなどの役割を与えられて、その役になりきって、記事を投稿したり、SNSにアップロードするものを作ったりしていました。その中で授業で学んだ政治コミュニケーションの戦略を使ってみるという勉強でした。これによりただ読むだけではなく、学んだ知識を応用するという狙いがあったのだと思います。私はその国における有名で長い歴史を持つ新聞社の新聞記者という役割でした。なので新聞記者として記事を書いたり、ネットに上げるSNSの投稿を書いたりしていました。どのようにトピックを決め、どのようにそれを報じるのか?ということを考えるだけではなく、他のメディア(クラスにポッドキャストを作っている新しいタイプのメディアの役の子がいたので)や候補者のキャンペーンにどのようにリアクションをするのか?もしくは自分の記事がどのように他のメディアや候補者に影響を与えるのか?ということも考えなければならなかったのでなかなか難しかったです。私は歴史ある新聞の記者ということで一定数の読者が見込めていたので、それをどのように維持するのか、財源確保のためにはどのような記事が良いのか?という宣伝的なことも一緒に考えたりしていました。基本的に良い記事を書こうということよりも、実際はどのようなことが行われているのかや、それぞれの(汚い)戦略的な事も含めて考えることが課題でした。

その最終フェーズとして、今日クラスで最後のスピーチや記事を口頭で発表して(私はユーチューブライブの形式で最終の記事を発表しました)その後に、自分の役になりきって投票もしました。4人しかいなかったので、参加してる役の数が少ないのが残念でしたが、それでもとても面白い形式の授業でした。今までのこのような形の授業を受けたことがなかったので、良い経験になりました。

 

文学分析のエッセイって?

今期一番苦戦している授業がドイツの文学を分析する授業なのですが、ようやく読まなければならない全ての文学を読み切り、最終エッセイのためのテーマも決めました。今まで文学分析の授業をとったことがなかったので、そもそも何がテーマになるのかすらわかっておらずテーマを決めるまでだいぶ時間がかかりました。最終的にヴォイツェック(Woyzeck)という本に出てくる女性のキャラクターの分析をすることにしました。

ja.wikipedia.org

19世紀に書かれた本なので、その時代にの女性に対する考え方がどのようにそのキャラクターに反映されているのか?もしくは、されていないのか?ということをテーマにしてみました。とりあえず参考文献を読むところから始めてみましたが、まだまだ道のりは長そうです。ありがたいことに前のブロックのドイツの政治学で書いたエッセイ(3500ワード)よりも短い2000ワードのエッセイなのでなんとかなるかなといった感じです。

 

 

テスト期間に入るストレスは毎回嫌な感じです。なんとかなるとわかっていても疲れるものは疲れる笑笑。来週末は楽しみなことが待っているので、それまでに終わらせなければならない課題は頑張って片付けて、その後のことはその後考えることにします笑笑。ではまた!