Floating in Europe

ヨーロッパで言語学を学んでいる学生の日々です

Schwetzingen

こんにちは。今住んでいるドイツでの街はだんだん暖かくなってきて、過ごしやすい日が増えてきました。忙しいことには忙しいのですが、ドイツでの留学生活も残すところ2週間なので、できるだけ楽しみたいなと思い忙しい合間を縫って最後にやりたいことをやっています。今日は先日決まった卒論のお話と今日行ってきたSchwetzingenのお話をしようと思います!

 

卒論のテーマが確定!

前回の記事で卒論の担当教授が決まり、ミーティングで自分のアイディアをプレゼンしなければならないと書いたのですが、その重要なミーティングが終わりました!!

 

netherlands-university.hatenablog.jp

話したことがない教授だった上に自分のアイディアが認められるのか?という不安が大きかったのでめちゃくちゃ緊張したのですが、ほぼ直しなしで自分のアイディアが通りました!!シンプルにその日めちゃくちゃ嬉しかったです。

久しぶりにオランダにいる教授と話し、改めてオランダとドイツの大学の違いの1つに教授と生徒の関係性の違いがあるなと実感しました。ドイツでは教授と生徒の距離感がかなりあり、教授は偉いとまではいかなくても、自分よりも明らかに上!という感じです。オランダでももちろん教授なので偉いことには偉いのですが、文化的な背景もあり、とにかく距離感が近く、下手をすると友達並みに近い時もあります。どちらが良い悪いと言った話ではないですが、いかんせんオランダの環境に慣れていたので、ドイツで教授と話すときはとても緊張していました。その気分で今回の卒論のミーティングをしたところ、やはりそこはオランダ。卒論でもかなりラフな雰囲気でフレンドリーに話してくれました。この点だけは個人的にはっきりオランダの方が好きだなと思うポイントです笑笑。

そして決定した卒論のテーマは「Geschriebener Dialekt im Tourismusgeschäft 」/ 「written dialects in tourist business」。ドイツ語で書くのでドイツ語のタイトルなのですが、英語も併記してみました。観光地で観光客用にあえて標準語ではなく方言で何かを書くことがあると思うのですが(地元の北海道だとよく「なまら」と書いてあるのを見かけます笑笑)方言は元々は話し言葉として使われることの方が多いものです。では、観光地であえて何か方言で書かれていた場合、地元民はそれをみてローカルアイデンティティを自覚することに繋がるのか、方言を商品化されたと距離を置くのか、はたまた何も気にしないのか、といったことを卒論で研究しようと思っています。ドイツのバンベルクという街を例にとって研究するつもりなので、3月末か4月頭に、インタビューのためにまたドイツに来ることになりそうです。でも無事このテーマが通ったので本当にホッとしています。あとは頑張るだけ!

 

 

Schwetzingen

忙しくてドイツの大学用に書くエッセイがうまく進まなくなってしまったので気分転換として今日は一日オフ!と決めて近くのSchwetzingenという街に行ってきました。ここは有名なお城とガーデンがあり、私の大学に通っている学生が口をそろえて、絶対に一度は行くべき!と言っていたのでオランダに帰る前に行ってきました。ガーデンはやっぱりオフシーズンということもあり、夏の方が綺麗なんだろうなーとは思いましたがそれでもとても綺麗でした。とても西洋的なガーデンでめちゃくちゃシメトリーに作られていました。それを見てふと高校の時の現代文の授業で自然との生き方についての評論を読んだのを思い出しました。西洋では自然をコントロールするからガーデンでも割と人工的に作り(シメトリーにするということも人工的ですよね)自然を管理しようとするが、東洋では自然と共に生きるというアイディアがあるから、ガーデンも自然を切り取ってきたかのように再現するみたいな内容だったと思うのですが…(タイトル忘れたのですが、同じ評論読んだ方いらっしゃるでしょうか?)私の高校ではこの評論文の内容を踏まえて、ジブリもののけ姫でも比較してみる(もののけ姫のアシタカともののけ姫側vsたたら場の組織)というとても面白い授業をしてくれたので、記憶にはっきり残っていて、今日この西洋的なガーデンを見てふと思い出しました。





 

 

先週話していた家のwifiは無事新しいルーターが届いて復旧しました。不具合が起こってから治るまでなんと10日間もかかってしまい、エッセイを書く期間にしんどい期間を過ごすことになりましたがなんとかなってよかったです。これでまた家からエッセイをかけます。ドイツでの留学も後2週間!引っ越し準備もあるのでバタバタしそうですが、楽しみたいと思います。ではまた!