Floating in Europe

ヨーロッパで言語学を学んでいる学生の日々です

ティーンエイジャーって怖い

こんにちは。今日から新たに超初級のティーンエイジャーの英語クラスを担当し始めてへとへとになって帰ってきました。思うところが色々あったのでちょっと愚痴っぽくなってしまうかもしれませんがお付き合いいただければ幸いです苦笑

 

超初級の英語クラス

今まで週2回の大人の英語クラスと週2回のティーンエイジャーの英語クラス、週計4コマの授業を担当してきました。大人の英語クラスはなんと今週で終了!計20コマ授業をしました。どこまで生徒の方が満足してくれたかはわかりませんが、20回もクラスをやるとお互いの事がわかってくるので落ち着いた雰囲気でクラスが行えたのが教える側としてはとても良かったです。大人の場合、自分の意思でクラスに登録してきてくれているのである程度やる気があり真剣に授業を受けてくれるのがとてもありがたいところです。

打って変わってティーンエイジャーのクラスは今週から新しい学期。今まで担当していた子たちはレベルアップして次のレベルのクラスに移ったので、他のインターンの子が担当している中級者のクラスにお引越ししてもらい、私は新たに英語がまっっったく話せないクラスを担当し始めました。今までの少人数制クラスは廃止になり、上司たちの意向でもっと生徒をとることに。そんなこともあって今日からシリア出身の16歳から18歳くらいの子たち13人を教え始めました。このティーンエイジャー達はunacommpanied minorsといって保護者の付き添いなく1人で難民としてやってきた子たちです(興味のある方は是非検索してみてください。難民の中でも最も弱い立場に置かれがちで大変な思いをしてきた子たちが多いです)。キプロスではこういった子たちは未成年専用のシェルターで他の似たような仲間たちと住んでいます。そういうこともあってクラスの全員が男子。そしてこの年頃の男子なので思春期真っ只中のあの雰囲気を持っている言ったら想像できるでしょうか?独特の悪ガキ感苦笑。もちろん彼らの話しているアラビア語は残念ながら全くわかりませんがもう雰囲気だけで圧倒されました。

そして英語レベルは本当に皆無。まずアルファベットからはじめ、英語は左から右に読むんだよーというところからスタートです。お互いの共通言語がないのでもうジェスチャーと単語単語の英語と最終手段のGoogle翻訳で教えています。向こうも私がアラビア語がわからないのをわかっていてもそれしか話せないので、私に対してガンガンアラビア語で話しかけてきます。まあ私も構わず英語で返しているので似たようなものでしょうか?ずっとonly Arabic, no English!と叫んでいましたが私は残念ながらアラビア語は話せないし、あなた達はここに英語を勉強しにきてるのだから私は英語で話しかけます、と答えていました笑笑。もうカオスですね。

彼らのほとんどがシェルターの大人に言われて無理やりきているのでそんなにやる気があるわけでもないので、うまく雰囲気づくりをするところからスタートな気がします。今日も授業中「I love you!!」みたいなことを10回ほど叫ばれて心の中でブチギレながらも授業中だからそういうのはなしだよと言わなきゃいけなかったり(何で英語は全く話せないのにこういうフレーズは覚えるんでしょうね?)。文化も違う上に教室で授業を受けるということをあまり経験してきた子達でもないのでクラスの中での簡単なルールみたいなものをちゃんとお互い理解した上で進めなければならないなと感じました。今日は1回目の授業なのでお互い様子見状態だったのですが、なんとなく相手の英語レベルも雰囲気もわかってきたので次の水曜日の授業はもうちょっと彼らに合わせた準備ができそうです。にしてもそもそも自分よりも年下と関わるのが苦手な私がティーンエイジャーの悪ガキ感満載の男子に英語を教えることになるとは人生って本当にわからないですね。

 

 

 

あまりにも疲れて帰ってきたので思わずブログに吐き出してしまいました。ちゃんと頭の中を整理して水曜日の授業に備えようと思います。たくさん準備はした上で後は気合いで乗り切ります。また何週間か経ったらこの授業のことを冷静に振り返ってみようと思います。ではまた!