Floating in Europe

ヨーロッパで言語学を学んでいる学生の日々です

Tschüss Heidelberg!!

こんにちは。留学しているドイツのハイデルベルクでの時間も後1日となりました。月曜日には自分で車を借りてオランダに戻るのでそれも相まってドキドキです。ハイデルベルクでの最終週、楽しみたい気持ちも多かったのですが、何せテストとエッセイに追われてそれどころではなかったというのが本音です。そんな中大学で初めて口頭試験を受けたのでそれについてお話ししたいと思います。

 

言語と政治 口頭試験

これまでオランダでは口頭試験がドイツ語の言語としての授業の時しかなく、内容についての口頭試験というものを受けてきませんでした。オランダでは大体筆記試験かエッセイによって評定がつけられるのですが、ドイツでは、エッセイか口頭試験という選択肢が基本でした。(もちろん文系のドイツ学を学んでいたという理由も大きいのですが)私は留学中のいろいろな取り決めの関係で、ほとんどの科目でエッセイを書かなければならないのですが、エッセイは時間もかかる上に作業量が膨大なので、受けられるところは口頭試験を受けようと思い、言語と政治という授業は口頭試験を受けました。

本当は月曜日の午後に対面で行われるはずが、日曜日の夕方にメールが来て、教授が風邪だから金曜日に延期になります、と言われドキドキする時間が伸びたりと精神的に苦しい1週間でした。水曜日の夜に追加でメールが来て、教授の風邪が治らないため、オンラインで行われますと言われ、ちゃんとパソコン越しに聞き取れるかなとさらに不安なりました。そんなめちゃくちゃドキドキの中金曜日口頭試験を受けたのですが、独特の緊張感でした。前もって他の学生に、聞かれたことには長めに答えるといいよ(その方が質問の数が少なくなるからだそうです)と言われたのですが、答えている間教授が無言で見つめてくるのが怖かったです笑笑。結果20分の試験で2つほどちゃんと答えられなかった質問があり手応えもなかったのですが、それでも割と良い成績でパスしました。すっきりしないですが、とりあえずパスできてよかったです。実はエッセイの方が向いてる気がする、と思った1週間でした。慣れもあるでしょうが。しばらくは口頭試験は受けたくないです笑笑。

 

 

ハイデルベルク

さて、今までドイツのどこに留学していたのかはっきり言ってこなかったのですが、私がいたのはハイデルベルク大学というドイツで最古の大学です。(なんと1386年創立)ドイツ学はハイデルベルク大学の中でも看板学科の1つで歴史ある大学だからこそ、こういう学問を学ぶのは面白いのではないかと思い、留学先として選びました。結果として、かなり保守的なところも残っているなと感じましたが、間違いなくとても面白い半年になりました。ドイツとオランダの違いも感じましたし(例えば、授業方法やデジタル化の進み具合などなど笑笑)周りがほとんどドイツ出身の人の中でドイツ語で授業を受けるというチャレンジングな環境で頑張ることで改めて自分のドイツ語能力と向き合うことが出来た良い期間でした。そして何よりもこの街は本当に綺麗!ありがたいことに街中に住むことができたので、徒歩数分で古くからの街並みが残るエリアを歩いたりすることができました。

さらにオランダから離れたことで、改めて自分がとてもオランダに愛着が湧いてることにも気がつきました。2020年頭、コロナパンデミックが始まった際オランダには勉強するためだけに来ているんだなと悲しくなったことがあったのですが(確かブログにもそうこぼした記憶があります)、そこから2年も経った今、オランダは私にとって勉強するためだけ以上の国になりました。なのでハイデルベルクを離れることはもちろん寂しいですし、少しセンチメンタルにもなりますが、オランダに戻ることにワクワクしている自分もいます。

 

 

 

ハイデルベルクでの最後の1週間。少しでも街の景色を楽しもうと合間合間に出かけては写真を撮ったので最後に皆様にお裾分けしたいと思います。オランダに帰ったら書かなければならないエッセイと卒論を頑張ろうと思います。ではまた!



家出てすぐのメインストリート

街のシンボルの橋

もう1つのシンボルであるお城。授業を受けていた建物の目の前で撮った写真


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お世話になったカフェと学食。特に家のWi-Fiが切れていた時はほとんどの時間をここで過ごしました。学食が安くて美味しいのがドイツの大学の良いところ



疲れた時に大学のカフェで食べたりんごのケーキ