Floating in Europe

ヨーロッパで言語学を学んでいる学生の日々です

オランダ生活終了

こんにちは。卒論後にあったエッセイとテストも終わり、ついにGroningen大学でやらなければならない全ての課題が終わりました。(テストにちゃんと受かって再試がなければ笑笑)今日は卒論の結果に加えてここでの大学生活を振り返ってみようと思います。

 

卒論の結果

卒論の結果は提出から2週間後に届きました。ここで10段階中5.5以下だった場合は7月頭まで書き直しの期間がもらえるので結果はとても早く届きます。私は可もなく不可もなく平均ど真ん中くらいの成績でした。提出した時は開放感に溢れていたのですが、結果をもらったときはとても悔しくて思わず自分の部屋で泣いてしまいました。特にセカンドリーダーといって自分の卒論を担当してくれた教授ではない教授からのコメントがかなり厳しく全体的に薄っぺらい内容だと言われたのが心にきました。卒論を担当してくれた教授からのフィードバックはそこそこ良い内容だったのですが、本当に面白い!と思えるような卒論を書きたいと思っていた私は薄っぺらい内容と言われてかなり悔しかったです。あまりにも悔しかったので書き直しをして7月頭に再提出しようかと思ったのですが、私の場合問題点はインタビューの段階にあり、インタビューをやり直して書き直すことは不可能なのでやめました。周りからは合格した上に別にとても悪い成績ではないから頑張って合格した自分を認めてあげなと言われたのですが、この結果を消化するのに1週間かかりました。今は留年することなく(オランダの大学は留年率も高くやめてしまう人も少なくはないので)全ての単位を取りきり卒論も頑張って書いた自分を少しは認めてあげてもいいのかなと思います。でも正直しばらくは自分の卒論は見たくないです笑笑。

 

 

Groningen大学で3年過ごしてみて

2020年にLeiden大学からGroningen大学に移ってきて改めて自分の選択は間違ってなかったなと思っています。Groningenでは自分が心から興味のある言語学、特に社会言語学を集中して学べたことやそれに加えて政治学を学べたことは本当によかったです。また、Leiden大学でのドイツ語の授業はアカデミックな内容ではなかったのに対して、Groningen大学ではドイツ語をアカデミックなレベルで使いこなせるように考えられた授業やドイツ語で何かを学ぶ授業を受けることができたので、自分のドイツ語を確実に伸ばすことができたのも満足しています(その代わりたくさん苦労もしましたが笑笑)卒論を英語ではなくドイツ語で書いたのもチャレンジングでしたが、ここでの授業があったからこそできたことだなと思っています。Groningen大学で学んで改めて自分は社会言語学の中でも多言語社会(個人もしくは社会で1つ以上の言語(方言なども含めて)を使うこと)について修士で学んでいきたいんだなということも確信できました。ただ修士は半年、もしくは1年後に始めることにしました。というのもヨーロッパにおいて修士にアプライする期間は3月から遅い所で7月くらいなのですが、その準備の期間ドイツに留学していたことでずれたスケジュールや卒論のことでいっぱいいっぱいで、考える時間を取れませんでした。ここにいきたい!という大学がすぐには見つからず焦って決めることでもないのかなと思ったため、まずは少し休んで考える時間をとって(少しインターンかお仕事をしてみるのもいいのかなと思って探したりもしています)そのあと修士を始めようと思っています。ヨーロッパのさまざまな国の大学を検討しているので、オランダに残るかもしれませんが他の国に移るかもしれません。新しい国で学ぶのもいいかなと思っています。

 

 

 

先日ようやくエラスムス学生としてドイツで半年受けた授業の結果やら書類が届きました。エッセイなどを提出してからなんと2ヶ月半もかかりました苦笑。今はそれがきちんと期日内にGroningen大学で登録されるのを待っています。これがきちんと登録されないと卒業できないので笑笑。また結果をもらった後に経験談を提出しなければならないのですが、なんせもうドイツからオランダに戻ってきて4ヶ月ほど経っているので今更感がかなりあります。とてもめんどくさいのですが今週末にでもやろうと思います。大学の課題が終わってもやることが多い笑笑。今週にはもうオランダの部屋を引き払ってドイツに引っ越すので友達と会ったり、荷造りをしたり、バタバタしています。オランダでの最後の数日を楽しみたいと思います。ではまた!

最後の試験の日に試験会場の建物から撮ってみました。街中に運河があるこの景色がきっと恋しくなるんだろうなと思いつつ