Floating in Europe

ヨーロッパで言語学を学んでいる学生の日々です

Japanologist

こんにちは。今日は不安でたまらなかったCultural studiesのディスカッションの議長が終わって一山超えた気がしています。また明日から頑張れそうです。今日はその議長についてと私がとっているコースの1つIntroduction to International Studiesについて話したいと思います。

 

 Cultural Studies

今日あったディスカッション、テーマはフェミニズムでした。毎回1つの課題を読んでチュートリアルのグループの中の何人かがそれについてエッセイを書いてきて、エッセイを書いていない他のメンバーの中から議長が何人か選ばれてチームを組み課題のリーディングと他の人が書いたエッセイについてディスカッションする形式なのですが、今日は私が議長のチームでした。4人チームだったのですが、みんなギリギリにならないとやらないタイプで今日直前の空きコマでほとんど仕上げることになりました。それまではパワーポイントもできていない、誰が何を担当するかも決まってない、ぐらいギリギリで、個人的には昨日の夜不安でしょうがなかったです。でも、チームなのでたくさん助けてもらいつつ、何とかなりました。元々あまり緊張するタイプではないのですが本当に緊張していたので、終わって一安心です。次回のチュートリアルではエッセイを書く人になるので頑張ろうと思います。

 

 

Japanologist

さて私が今のセメスターでとっているコースの中にIntroduction to International studiesというものがあります。これは、他の文化を学ぶということはどのようなことでどんな危険性があるのか?などということをいろいろなテーマから見るというコースです。例えば歴史文献を使って他の文化を見るときはその国の人が書いた歴史なのか、もしくは植民地支配をしていた国の人が書いたのか?によって内容やイメージは変わってきます。私たちは自分たちの文化、そしてそれぞれの力を持っているため他の文化を客観的に見るということはほぼ不可能に近いですが、その中でどのようにしたら差別やステレオタイプを減らせるのか?力が持つ人が歴史や知識を作り出すとはどういうことなのか?などなど....

このコースを担当している教授は実はJapanologist(日本語ではなんていうんだろう...日本の研究者?)です。特に第二次世界大戦期の日本のインドネシア支配を研究している人です。そのため例やケーススタディとしてかなりというか本当にたくさん日本が出てきます。オランダに来てこんなに日本のことを聞くとは正直思ってなかったです。実は日本人ではない人が日本のことを日本人ではない人に話していてその中で自分は日本人というのは不思議な感覚でたまに少しストレスを感じたりもします。やはり日本とは全く違った見方なので話を聞くこと自体はとても面白いのですが、やはり自分の繊細なところに触れられている気がしてどこか心がざわついてしてしまうのかなと思っています。特に繊細な話題になると。先日のレクチャーでは人種差別と人種差別において私たちがどのように人種を区分して差別する、もしくは自分たち側に区分しているのか?という話題があったのですが、その例で紹介されたのが日本でのJapanese only (日本人以外の入店をお断りします)と書かれた写真でした。これに関しては本当に恥ずかしかったです。でもこんなにヨーロッパの大学で日本が取り上げられてそれを聞けるというのはかなり貴重な経験だなと思っているので、せっかくならこの状況を少しでも楽しみたいなと思っています。他の学生は日本のことばかりで少し飽き飽きしているみたいですが笑。私は同じグループに香港からの学生がいるのでその子とよく講義のあとで日本のことについて話したりしています。

ちなみにこのコースの中間テストの結果が昨日発表されたのですが7.8/10で本当に喜んでいます!本当にこのコースは難しい上に何をやったらいいかはっきりしていなかった教科で苦労して勉強したので良い結果が出てほっとしています。何よりこんなに良い結果が出るとは思っても見なかったので。後2教科発表されていないのでまだ少しドキドキです。

 

 

 

 

明日はこの記事で書いたSociolinguisticsのディベートがあります。

 

netherlands-university.hatenablog.jp

 

テーマが本当に面白いので楽しんで参加してきたいと思います。ではまた!