Floating in Europe

ヨーロッパで言語学を学んでいる学生の日々です

3ヶ月のオンライン授業を終えて

こんにちは。最近は天気の変化が激しく長袖とTシャツをいったり来たりしています。早く本格的な夏が始まって欲しいものです。先日大学から公式にメールがきて、来学期(9月から1月末まで)もオンライン授業になることが決まりました。もしかしたら大学でチュートリアルを再開できるかもしれないらしいですが、母国に帰ってしまった学生も多いので、来学期いっぱいオランダにいなくても授業は問題なく受けられるようになり、もしオランダにいる場合は少しくらいは大学に行ける機会が増えるかもしれないということみたいです。そんなこともあり今日はオンライン授業についてお話してみたいと思います。

 

オンライン授業

さて、私は3月の半ばから授業、チュートリアル(小グループでの活動)、最終試験すべてがオンラインに置き換わりました。各授業とチュートリアルでの対応はこちらに

 

netherlands-university.hatenablog.jp

 そして最終試験については

 

netherlands-university.hatenablog.jp

 こちらに書いてありますのでよろしければ読んでみてください。レクチャーはほとんどが録画(もしくは録音のみ)になり、チュートリアルも半分ほどは課題だけに置き換わり、実質的な授業が少なくなってしまいました。ここでは私個人が感じたオンライン授業の難しさについてお話ししたいと思います。

まず初めに言えることは、全ての人が不慣れだったということです。教授方も後期の途中から急な対応に追われ、慣れていないオンライン授業に手探り状態なのが学生にも手に取るようにわかりました。もちろんこれは教授方が悪いわけではないのですが、録音だけのレクチャーは録画のレクチャーよりも理解するのが難しく感じられ、視線が彷徨っている教授の話はどうしても惹きつけられる力が普段のレクチャーよりも弱くなってしまっているような気がしました。もちろん録音録画の場合はいつでも一時停止をし、再生し直すことができるので、そこはメリットかと思いますが。学生側も、この形態に慣れていないため、特に小グループの活動では発言する人が固定されてしまい、普段のチュートリアルからあまり発言しない学生はオンラインになったことで余計に発言がしづらくなったのではないかと思います。私も発言のタイミングをはかるのにとても苦労しました。

次に1コマの時間制限が厳しくなくなったことで、教授はどんどん長い録音録画をするようになり、学生も一時停止をしたり、巻き戻したりすることで、時間がかかるようになったように思います。これはテスト開始時間から24時間以内に提出しなければならなかったテストにも言えることですが、はっきりとしたタイムラインがないことで、効率良く物事を進めるよりも、時間をかけて慎重になったり確認するようにすることが増えてしまうと思います。もちろん学生によって個人差はあると思いますが、私の勉強時間は大学に通っていた時も長くなったと思います。ただそれは効率が悪くなったために起こったことだと思っているので、意識的に時間制限を自分で設けて、それを必ず守っていくことが大切なのではないかなと思います。

最後に一番残念だと思っているポイントは、オンラインに置き換わり、大学に通っているという感覚をなくしてしまったということではないかと思います。個人的には、大学生だという感覚を失いました。特に私はオランダには大学に通うために来ているので、そもそもオランダに暮らす理由すら失いかけている気分です。現実味がないまま3ヶ月過ぎてしまったのがもったいなく思うと同時に、次のセメスターもこのように過ぎてしまうのが恐怖です。もちろん次のセメスターは始めからオンラインが決まっているので、教授側も学生側も想定ができている上に準備もオンラインのための準備になるので、クオリティーは確実に良くなるのではないかと予想はしていますが。

 

 

 

 

先日ようやくマスクをゲットしました。10枚で9ユーロとようやく普通の価格で売っているのを見かけたので良かったです。たまに2枚で10ユーロなどというものも売っているので笑。これでいつでも何かあれば公共交通機関を使えます。しばらくは使う予定もないですが。というのもこの状況になる前から、自転車で移動することがほとんどだったので、公共交通機関デン・ハーグ内の移動で使うことはほぼなかったです。ではまた!