Floating in Europe

ヨーロッパで言語学を学んでいる学生の日々です

インプットとアウトプット

こんにちは。ようやく2月まで留学していたハイデルベルク大学用のエッセイ3本を書き上げて提出しました。これでようやく自分の今通っているGroningen大学のことに集中できそうです。先週は卒論のためにドイツでインタビューをしてきました。電車を乗り継いでドイツの南の方まで行き3泊4日で5人の方にインタビューをしてきました。今日はそのドイツでのインタビューと最近の私のお話をしたいと思います。

 

インタビュー

卒論は観光地で方言で書かれている看板を地元民はどう思っているのか?というテーマ(とてもざっくりですが笑笑)で書いており、そのためその例として選んだ街に住んでいる地元民にインタビューするためにドイツのフランケン地方のある街を訪ねました。コロナ禍その街に何ヶ月か滞在したことがあり、その時に方言で書かれた看板をたくさん見たことがきっかけでこのテーマにしたのですが、その時ぶりにまたその街を訪れました。

ドイツの中でも有名な観光地の1つでとてもきれいな街です

雨が多く毎日どんよりしているオランダとは違いとても良い天気でした笑笑

人のお話を聞くのはいつも興味深く好きなのですが、何せ人見知りもあって会ったことの無い人と話すのは毎回緊張してしまいます。今回は特に全てドイツ語でインタビューをしたのもあり、全てが終わった日はめちゃくちゃ疲れました。そしてインタビューの難しさを改めて痛感しました。今回私は地元の方とお話ししたのですが、私のテーマとしては、その地元の方がどう考えているのか?というのが一番聞きたかったお話で私が引き出さなくてはならないお話でした。でも、地元の方はもちろん私がその地方出身でもなければ、ドイツ語母国語者でも無いので、まずその方言のことなどを一生懸命説明くれることが多く、その方の意見や考えていることを引き出すのにとても苦労しました。さらにもちろん万全の準備をしていったつもりで、その時はいろんなお話が聞けたと思っていても、帰ってきてインタビューを書き起こしてみたら聞けていなかったことや、微妙に質問と答えが噛み合ってない部分などが見えてきて、改めてインタビューの技術が足りていないなと反省しました。他の教授に伺っても、このようなことはかなりあるあるなのですが、何せまだインタビューをあまり経験したことない私はこの問題をカバーする技術も足りていなかったなと振り返ってみて思います。最終的には卒論といっても学士なので、今回のインタビューで大丈夫だとは思うのですが、まだまだ課題が見えた形となりました。

余談ですが、インタビューを書き起こすのはかなり果てしない作業です。今回私は1人30分ほどのインタビューを5人行ったのですが、AIのソフトを使っても完璧に書き起こすまで1日半ほどかかりました笑笑。というのもAIのソフトはかなり精度が高いのですが、方言までは難しかったみたいで、特定の単語や言い回しは自分で修正しなくてはならず、さらには方言についてのインタビューなのでその修正箇所が膨大にあり、かなりの時間がかかってしまいました。毎度毎度インタビューをするたびにこの書き起こしの作業量に戸惑います笑笑。

 

 

インプットとアウトプット

このインタビューを終え、書かなければならなかったハイデルベルク用のエッセイを3つ書き上げた私は最近ちょっと燃え尽きてしまっています。本当は卒論の初稿をさっさと書き上げてしまわなければならないのですが、どうもモチベーションを維持するのが難しく、集中力がどっかにいってしまいました。自分がやっている内容についてのモチベーションはあるのですが、どうも卒論を書く手が進まないといった感じで。振り返ってみてインプットが最近足りていなかったからかなと思っています。インタビューはあったのですが、それ以外はエッセイを書いてばかりで、情報を取り入れることが減っていました。課題で書いて書いて書きまくっていたのでアウトプットばかりしてしまい、どこか空っぽな気分。最近受けていた授業も統計学などのテクニカルな授業ばかりだったので、どうもインプットが減っていたのに、それに気づかずアウトプットし続けていたように思います。自分でちゃんとバランスを取って、足りていなかったら自分からいろんな論文を読んでみるなど、インプットの時間をちゃんと取ってあげなければと少し反省しています。受動的に環境に頼って授業からのインプットで満足せず、自分でインプットすることは大事だなと思っています。

 

 

 

 

最近シェアハウスではgeogessurという地理ゲームが流行り始め、夜な夜なみんなでやっています。割と地理が好きな私は昔やっていたこともあり、またハマらないように程々にでも楽しんでみんなでやっています。やったことない方は是非!ではまた!