オランダの大学生活日記

高校卒業後、オランダに正規留学した私の日々です。今はGroningen大学でEuropean Languages and Culturesを勉強中

選挙

こんにちは。最近オランダでは珍しく晴れの日が続いていて、雨が多くて日光量の少ないことで有名なオランダとは思えない天気です。風はまだまだ冷たいですが、それでも太陽が出てるだけで気分が変わりますよね。今日は最近受けた授業についてと、近々私の住んでいるGroningen である選挙についてお話ししたいと思います。

 

難民として申請するには?

今ブロック私は、EUと移民という授業を政治学で取っています、詳しくはこちらから。

 

netherlands-university.hatenablog.jp

 

その中で今起こっているウクライナでの戦争と難民の話もたくさんしています。(移民と難民は全く違うカテゴリーで難民の話はMigration studies ではなくinternational relationsという学問で扱うことも多いですが)先日授業でディスカッションするだけではなく、もし自分がウクライナからの難民だったら、どのように他の国に行けるのかという話をしました。EU内では今、ウクライナ人はビザ無しで、他のEU国民と同じように域内を移動できます。授業では、もし自分の親戚がもうイギリスに住んでいて、イギリスに行きたい場合はどのような手続きがあるのかというシミュレーションをしました。イギリスはEUからもう離脱したため、全く違うプロセスが必要で、まず難民ビザを取得する必要があります。たとえ自分の家族がもうイギリスに住んでいても、自分の正式に英語に翻訳された出生証明書やその家族との関係を正式に示す書類がないと、ビザ取得のための予約すらできず、予約のためにはもちろんネットが必要です。果たして、戦争から身一つで逃げてきた人にこの量の正式な書類を求め、オンライン上で手続きをさせるということがどういうことなのかという話をしました。このようにオフィシャルには難民受け入れを表明していても手続きを煩雑化することによって実際の受け入れを制限することは今起こっている戦争に関わらず良くあることです。(日本にも近いことが言えるかもしれません)

 

地方選挙

話は変わりまして、来週Groningen市では地方選挙があります。外国人である私に関係があるのか?と思われるかもしれませんが、EUの国籍を持ってる私には大いに関係あります。オランダはEUの国籍を持っている人に限って地方選挙での参政権を認めています。ということで私も今回1票を投じることができます。そもそも市の人口の25%が学生のGroningenは、やはり大学を中心に発達した街であり、大学を抜きにしてGroningen市は語れません。そしてその大学が国際化を進めてきたので必然的に地方都市としては外国人が多い街でもあります。Groningen大学の15%は海外から来ている学生でそのうち約75%はEUからの学生なので選挙においてもその数や影響力はバカになりません。実際市内に”internationals, it's your city too." というパネルもあり海外から来た学生に選挙に参加するよう進めています(ただEUの国籍を持った人しか参政権はないのでこのinternationalsという呼びかけで良いのか?ということは社会言語学的に色々議論できるとは思います)さらに公式のO -matというそれぞれの政策に賛成か反対か選んでいくことで、自分の意見に合った政党を見つけてくれるシステムも今回の選挙から英語バージョンが作成されました。私も試してみたのですが、実際Groningenがどのような問題を抱え何が議論されているのかを知ることができました。海外から来た学生の自分に関わる国際化の話や、住宅整備の問題、環境やエネルギー問題は知っていましたが、それ以外にもGroningenの文化施設の移設の話題や、市内での車を減らす議論など知らない話題も多くあり、Groningen市が抱えている問題など、勉強になりました。

オランダではは割とたくさん小さな政党があり、議会が小さな党も多くいることで分裂(fragmented)しているのは政治学の授業や昨年あったオランダの総選挙を通じて知っていたのですが、今回調べる中で、Groningenにしかない政党や北のエリアにしかない政党があることも知りました。

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こちらが今回の選挙で選べる政党それぞれのポスターなのですが、日本と比べてかなり政党の数が多いことがわかると思います。


日本では全国一律同じ政党しかありませんが、オランダではオランダ全域で見られる大きな政党の他に地方にしか存在しない政党もあります。実際先ほどのO-matでそれぞれの政党が課題などを書いていたのですが、英語バージョンでもオランダの極右政党 (PVV)などは、オランダ語のバージョンしか出していませんでした。そこからもそれぞれの政党のポリシーが見えて、政治学言語学を学んでいる学生として興味深かったです。せっかくたまたまEUの国籍を持つ1人なので、私の1票を無駄にしないように投票してこようと思っています。

 

 

そろそろ3ブロック目も終わりに差し掛かり、またまたエッセイに悩まされる時期がやってきました。私は今期インタビューをしてその分析をもとに1つエッセイを書かなければならないので、そのインタビューの準備を今週末にやろうと思います。ではまた!